2019年2月基調講演「チーフレジデント宣言」のpart2「チーフレジデントの潜在能力」を徹底解説!
前回はJACRAチーフミーティングでの基調講演「チーフレジデント宣言」のPart1を解説し、医療現場を取り巻く環境変化を挙げ、卒後医学教育に迫られている変化を強調し、それを実行できる研修施設のキープレイヤーとしてのチーフレジデントの存在を提案しました。 Part2では「チーフレジデントの潜在能力」と題し、米国チーフレジデント制度などの先行例から研修施設でチーフレジデントがどのように力を発揮できるのかを紹介しています。詳細は近日発刊予定の雑誌「総合診療」10月号に掲載予定です。 チーフレジデントって何?! チーフの定義 チーフの米国統計 ACGMEについて 米国内科プログラム長会議(APDIM)定義”チーフレジデントとは「管理、教育、メンターシップとカウンセリングの業務を実施している卒業、もしくは卒業見込みのレジデント」であり、米国卒後医学教育認定評議会(ACGME)でも正式な役職 2009年Singhらの報告では、全米では毎年990名のチーフレジデントが選出されており、396もの内科プログラムを支えている。 84%は規定の3年間の内科レジデンシーを修了してから、1年間残って教育専属スタッフとして勤務。 外部からチーフレジデントを採用するプログラムもある。 チーフレジデントの役割って? L 主に研修プログラム長の右腕として研修プログラムの運営をする。 チーフレジデント自身も1年間の任期の間に若手教育者リーダーとして学び、成長する機会となる。 マネージメント カウンセリング 折衝係(コンフリクトマネージメント) ロールモデリング などが含まれ、実際にそういう立場として実践してフィードバックをもらう中で自身のスタイルを確立していくことになる。 筆者の所属していたハワイ大学内科プログラムでのチーフレジデント業務を例に「チーフレジデントの多能性」を紹介したいと思います。 1)チーフレジデントはマネージャーである 研修施設を維持していくには、米国ではACGMEやその下部組織であるCLERなどの外部監査をクリアしなければなりません。そこで、チーフレジデントが日々の現場監督として、 新入職オリエンテーション、 毎回のローテーション交代時のオリエンテーション、 業務マニュアル作成、 教育カンファレンスの企画運営、 研修医のスケジュール管理、労働時間監視 病欠時などの対応、 予算の管理、 日々のトラブルシューティング、 研修医代表として施設認定更新時の対応、 勧誘 などの役割を果たします。 その際に参考となるリソースとして、以下を利用しました。 Core Entrustable Professional Activities…