【活動報告】亀田総合病院チーフレジデントリーダーシップ研修 in Hawaii

By Webmaster

2017年から毎年2月になると、亀田総合病院の次期チーフレジデントがハワイで1週間のチーフレジデント研修合宿を行なっています。 そこでは元ハワイ大学内科チーフレジデントの野木真将(JACRA顧問)の提示した「リーダーシップ」「医学教育活動改善」「マネージメント」などに関連した課題論文を読み、授業を受け、お互いに相談し合いながら課題をこなしています。  普段は意識しない行動目標 主な目的は、 次期チーフレジデント同士の絆を深めること 4月からのチーフレジデントの一年をどのように充実させるかを練ること  野木から提示の目標は、 エビデンスに基づいた現代の教育理論的な知識、スキル、態度(Knowledge, Skill, Attitude: KSA) に親しむこと 学んだKSAを自施設での教育活動にどう応用できるか議論すること 医学教育、マネージメント、メンターシップ、リーダーシップに関する英語論文を読むこと 日本の教育病院におけるチーフレジデントの存在意義と活躍の方法を検討すること 自施設での教育活動改善のための企画書を作成すること 自身の医学教育者としての成長や課題を振り返って文章化すること 参加チーフの意気込み 最終的には自施設での問題点に向き合い、解決策のビジョンとそれを実行するための具体案を検討課題としています。 膨大な範囲の学習項目を1週間でこなすのは限界があり、それでもEducation (教育) x Management (管理)x Leadership (リーダーシップ)のエッセンスを学んだ上で、educational quality improvement (教育的改善活動)に落とし込むという難題に毎年みなさん寝る間も惜しんで向き合っています。 「帰りの飛行機内で企画書の一つでも完成させる!」というのが合言葉です。  これは野木のチーフレジデントとしての経験プラスハワイ大学の医学教育フェローシップでの学びを融合させたオリジナルのものですが、最大の利点は「普段の業務から解放された貴重な時間と空間」と「対話」ではないでしょうか。 課題の合間には病院見学も行い、実際の米国レジデント教育の現場を視察するチャンスもありました。  2019年度のコンテンツ 事前課題 1)「サーバントリーダー」の感想文2)「カモメになったペンギン」もしくは「SWITCH」の感想文 Day#1 – Basic KSA for medical educator and introduction to helpful resources 9am- Orientation and strategic planning about the week [JOURNAL…