【活動報告】JPCA関東甲信越地方会(2019)で4病院の合同ワークショップ!

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2019年11月17日にプライマリーケア連合学会(JPCA)関東甲信越地方会にて、 JACRA主催でチーフレジデントについてのワークショップを開催しました!飯塚病院、聖路加病院、水戸協同病院、亀田総合病院の4病院からそれぞれ現役チーフレジデントが教育、管理、メンタリングにおける日頃の活動のコツと教育現場での応用を具体例と共に紹介して、追体験できるようにグループディスカッションを盛り上げてきました。学会でこのように多施設の現役チーフたちが合同でワークショップを行うことは初めてだったのでJACRAの意義を示した記念すべき第1歩でしょう。

【活動報告】医学教育学会@京都

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2019年後半、JACRAメンバーは活発に活動してきました!2019年を振り返る意味でも、これから連続でご報告をさせていただきます! 第1弾は、7月の第51回医学教育学会@京都。代表の小杉が「キャリア形成」のセッション内で「第一回チーフレジデントミーティングin Japan開催報告と今後の展望」と題して、JACRAの発足と活動紹介を発表してきました。 プログラムPDFへのリンク 全国の研修病院での教育改善にチーフレジデント制度がどのように貢献できるかを紹介し、全国のチーフレジデントでネットワークを作ることの意義を報告できたことはJACRAとしても嬉しいことです。 本会では他にも、「臨床研修ワークライフバランス」のセッション内で水戸協同病院の小林裕幸先生による「チーフレジデントによる初期研修医の働き方改革:2年間の軌跡」と題する口演もありました。 来年度の第52回医学教育学会は鹿児島県開催。ここでもチーフレジデント関連の報告が見られるといいな、と思います。JACRAメンバーからも積極的に学会報告をしていきたいと思います!

【イベント告知】2020/2/29 第2回全国チーフレジデントミーティング in Japan

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昨年の第一回に続き、今回も全国の次期チーフレジデントが一堂に介する全国チーフレジデントミーティングの参加申し込みが始まりました! みんなでネットワーキングと研修環境改善のアイデア創作を楽しみましょう! 【第2回チーフレジデントミーティング in Japanのお知らせ】 以前に日程のみ公開しておりましたイベントの詳細が固まってまいりましたので申込みを開始します! 申込みはこちらから → https://jacrameeting2nd.peatix.com/ __________________ 2019年2月に好評を博したあの”チーレジミーティング in Japan”を今年も開催します。 「チーフレジデントって何したらよいの?」 「チーフレジデントって必要?」 「他の施設のチーフレジデントってどんなことしてるの」 レジデント(初期や後期研修医・専攻医)をまとめる役割を期待されるのがチーフレジデントですが日本では施設ごとにその役割も違い、また存在しない組織ももちろんあります。私達JACRAはチーフレジデント制度が日本の卒後研修の質に貢献できると考え、普及活動を行っています。 今年は、日米でチーフレジデントを修了した野木真将氏による昨年のスライドを更にアップデートした講演や、昨年のプロジェクトをもとに更に一歩進んだProject-basedですすめる学びを今年も提供します。 ・次期チーフレジデント ・元チーフレジデント ・チーフレジデントに興味のある方 ・チーフレジデント?という方 メインのターゲットは次期チーフレジデントであり、次期チーフレジデントの学びになるように会を運営しますが、興味があられる方は誰でも参加可能です。 ぜひ2020年2月29日ご参加ください!! JACRA(日本チーフレジデント協会)一同 ____________________ <詳細> ・日時:2020年2月29日(土)13時から18時(12時半受付開始 終了後懇親会あり) ・場所:聖路加国際大学シミュレーションセンター 〒104-0045 東京都中央区築地3丁目6−6−2 ・対象:次年度のチーフレジデント(現・元チーフやチーフレジデントに興味がある方などもオブザーバーとして参加可能) ・申し込み:https://jacrameeting2nd.peatix.com/ ・参加費:1000円 ・懇親会:6000円 場所は現在調整中 皆様のご参加を心からお待ちしております。 詳細が更に決まればまたお知らせさせていだきます。 写真(下記)は2019年2月の第1回全国チーフレジデントミーティングより。

2019年2月基調講演「チーフレジデント宣言」のpart2「チーフレジデントの潜在能力」を徹底解説!

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前回はJACRAチーフミーティングでの基調講演「チーフレジデント宣言」のPart1を解説し、医療現場を取り巻く環境変化を挙げ、卒後医学教育に迫られている変化を強調し、それを実行できる研修施設のキープレイヤーとしてのチーフレジデントの存在を提案しました。 Part2では「チーフレジデントの潜在能力」と題し、米国チーフレジデント制度などの先行例から研修施設でチーフレジデントがどのように力を発揮できるのかを紹介しています。詳細は近日発刊予定の雑誌「総合診療」10月号に掲載予定です。 チーフレジデントって何?! チーフの定義 チーフの米国統計 ACGMEについて 米国内科プログラム長会議(APDIM)定義”チーフレジデントとは「管理、教育、メンターシップとカウンセリングの業務を実施している卒業、もしくは卒業見込みのレジデント」であり、米国卒後医学教育認定評議会(ACGME)でも正式な役職  2009年Singhらの報告では、全米では毎年990名のチーフレジデントが選出されており、396もの内科プログラムを支えている。  84%は規定の3年間の内科レジデンシーを修了してから、1年間残って教育専属スタッフとして勤務。  外部からチーフレジデントを採用するプログラムもある。  チーフレジデントの役割って? L 主に研修プログラム長の右腕として研修プログラムの運営をする。  チーフレジデント自身も1年間の任期の間に若手教育者リーダーとして学び、成長する機会となる。 マネージメント カウンセリング 折衝係(コンフリクトマネージメント) ロールモデリング などが含まれ、実際にそういう立場として実践してフィードバックをもらう中で自身のスタイルを確立していくことになる。 筆者の所属していたハワイ大学内科プログラムでのチーフレジデント業務を例に「チーフレジデントの多能性」を紹介したいと思います。  1)チーフレジデントはマネージャーである 研修施設を維持していくには、米国ではACGMEやその下部組織であるCLERなどの外部監査をクリアしなければなりません。そこで、チーフレジデントが日々の現場監督として、 新入職オリエンテーション、 毎回のローテーション交代時のオリエンテーション、 業務マニュアル作成、 教育カンファレンスの企画運営、 研修医のスケジュール管理、労働時間監視 病欠時などの対応、 予算の管理、 日々のトラブルシューティング、 研修医代表として施設認定更新時の対応、 勧誘 などの役割を果たします。 その際に参考となるリソースとして、以下を利用しました。 Core Entrustable Professional Activities for Entering Residency (CEPAER) :AAMCが発行。カルテの書き方、申し送りの仕方、コンサルテーションの仕方、医療文献の調べ方などのワークショップを企画する際の到達目標が書かれている。 RIME model (reporter-interpreter-manager-educator):毎月のローテーション開始初日にチーフレジデントがオリエンテーションを提供し、そこで業務連絡及びカリキュラムの確認をします。学年ごとの目指すべき姿を端的に示すモデルとして有用。 開始時に到達目標や評価項目の再確認をすることで、教育目的の業務であることを意識してもらうようにします。 IPASS :申し送りを標準化するツール。新年度開始時には朝と夕の申し送り時にチーフが立ち会い、申し送りの質を評価。 Clinical Learning Environment Review (CLER)、CLERのガイドライン:ACGMEの下部組織。研修医の労働環境、医療の質改善活動への参加、患者安全への意識を確認するような特別な監査の指針。 Jeopardy system:急な欠員時に呼び出される順番が決まった研修医のリストを予め決めておいて、そこからチーフレジデントが連絡して呼び出します。 Best Practice for…

2019 APDIM参加報告-飯塚病院編

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2019年度のAPDIM (米国内科プログラム長会議)はフィラデルフィアで開催され、今年も恒例のチーフレジデント会議が行われました。 日本からは聖路加病院や飯塚病院などの次期チーフが参加され、いい刺激を受けてきました。 飯塚病院の次期チーフのみなさんからの参加報告は、こちら。 Take home points 本場のチーフレジデントを感じることができた チーフレジデント経験者、先駆者よるレクチャーやセミナーが多くより実践的な内容が多かった モーニングレポートの仕方や出席率、ベッドサイドティーチングの仕方などはアメリカでも同様に悩んでいることが分かった 本場のチーフレジデントを知ることでモチベーションがあがり、仲間同士で滞在先で年間の計画や目標を話し合うことができた。 チーフレジデントの役割とは何なのか明確化されたものがないため、APDIMに参加することでより具体的な役割がわかった チーフレジデントになるためには必要な知識や技能を学ぶことができた 英語を頑張ろうと思える機会となった。 聖路加国際病院のチーフレジデントや日本でお世話になった米国ホスピタリストと再会でき、つながりの大切さを再認識できた。  

[学会報告]臨床研修研究会でのシンポジウム発表

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共同代表の長崎一哉です。 第37回臨床研修研究会シンポジウム2「研修医の働き方改革」に招待され,水戸協同病院でチーフレジデントの時期に取り組んだ働き方改革のプロジェクトについて発表して参りました。 研修医と上層部をつなぐチーフレジデント制度が働き方改革や研修プログラム改善に果たす役割についてもJACRAの活動を中心にお話しし,多くの研修プログラムの先生方へご興味を持っていただきました。具体的にチーフレジデント制度の導入をご検討いただいている施設もあります。 JACRAは今後もチーフレジデントに関連した活動を行い,卒後研修教育の改善に寄与して行きたいと思います! 発表スライドの一部を抜粋して共有させていただきます。 発表スライドの全文はこちら